【事故物件?!】体験談を少し
心理的・物理的瑕疵(かし)満載のアパートに住んだ体験
私は昔、インターネットで杉並区某所に、非常に安いアパートを見つけました。
JR中央・総武線沿線の駅から徒歩6~7分の立地の良さです。
古いとはいえ、ちゃんとお風呂もあるアパートの1Kで、
相場より1万5000円~2万円ぐらい安かったです。
これは、激安です。
さっそく不動産仲介業者に「事故物件じゃないですか?」
…と、ストレートに確認をしてみたところ…
「大家さんが赤羽の人で赤羽と同じ感覚で家賃を決めてるんですよ!」
「ぜひ、内見に来てください!」
電話であっけなく、軽い感じで言われました。
そんなアホな理由があるのかなと思いながらも…結局、私は内見に行きました。
2階建てアパートの1階でした。
昭和を彷彿とさせる例外なく古いアパートです…。
とても古い建物ですが、外装は白いペンキでちゃんと塗装されています。
一瞬だけ見たら、ごく一般的なアパートに感じました。
ドアもほんの少し高級感のある木製のドア。
妙なところに金かけてるなと思いました。
内装も良かったです。
畳からフローリングにリフォーム済み。
壁紙がきれいに張り直されていて、キッチンは新品…。
お風呂もバランス釜から給湯式にリフォームされていてかなり綺麗。
私はあっけなく気に入ってしまい、その日のうちに契約してしまいました。
そして住み始めた当初は快適だと思っていたのですが…。
左隣に住んでいる70代の1人暮らしのおばあちゃんは優しくていい人なんですが、
とにかく、話好きな元気なおばあちゃん…。
捕まると本当に30分でも1時間でも平気で長話になりました。
そのおばあちゃん、不動産会社にしょっちゅうアパートの事で電話をかけ、
意見や相談を頻繁にしていたので、クレーマーに見られていた事でしょう…。
その他、私の真上の部屋に住んでいた男性が1日中、大きな足音を立てて歩き回るんです。
精神的に病んでる方かなっと思ってました。
あとから聞いたのですが、生活保護受給者で在日外国人の方でした。
その右隣の部屋に、入れ墨をしたガラの悪い男性が住んでいました。
さらに、アパートの向かいに過激で有名な某宗教団体の本部がありました。
その施設は、宗教団体の看板などは全くありません。
毎日、大勢の人が出入りしていて、怪しいなあと思ってました。
ネットで住所から検索していったところ、
かなり過激な宗教団体の本部と知ったのです。
とにかく、他の宗教団体・教派をどんどん攻撃する事で有名な団体です。
その関係で、警察沙汰の事件も起こしています。
そして、最後は不思議系の話ですが、
私の右隣の部屋が長期で空室だったにも関わらず、
夜中に足音や襖を開ける音がしてました。
これは正直、怖かったです…。
ただ、これを幽霊だと断定するのは早すぎると思いました。
例えば、管理会社がなぜか夜中に何らかの理由で出入りしていたとか…。
とにかく、不思議でした。
私が実際に住んで気になったのは以上です。
振り返ってみると、心理的瑕疵の要素がたくさんある物件でした。
死者が出ていない物件であっても、いろいろ問題はあるもんです。
それでも安い家賃を考えると意外と我慢できました。
とにかく、住みやすくて楽しい街でした。
結局、数年後、このアパートはシロアリに土台のほとんどが喰われているので、
取り壊す事になったと連絡があり、強制退去となりました…。
現在は全く別のエリアに転居していますが、この訳ありアパートには大変お世話になりました。
感謝の気持ちでいっぱいでした…。
現在は、新しいアパートが建っています。